糸の基本的な染め方(あくまでmofuraの我流なので参考程度に…) 

糸の基本的な染め方

mofuraの我流な染め方の基本ver.です。
誰かに教わったことはなく、比較したこともありません。
染料の説明書を読んで自分なりにやり易い方法で染めています。
ですので
染め方を「お教えします」ということではなく「お伝えします」
といった感じです。
実際にこんな感じで染めているよ、というのがわかれば
手の抜きどころといいますか、気にしすぎなくてよい部分などが
わかって、「染めの世界」もとい「糸沼の世界」に
気軽に足を踏み入れられるのではないかしら?という感じです。
あくまで、参考程度に

コールダイホットで糸を染める

今回は、約180gのかせ糸を
普段使用している染料「みやこ染 コールダイホット」
染めいていきたいと思います。

今回は、素材による染まり具合の違いも
検証したかったため、いろんな素材の糸を
一つのかせにまとめて染めてみました。
ですので、かせ糸にいろんな糸が混ざっています。

わかりにくかったらすいません
その記録も後日、記事にさせていただく予定です。

必要な道具と材料

▲このほかに「鍋」「ボウル」「計量カップ」を使います

絶対に必要なもの
■染めたい素材(かせ状推奨)
■染料
■鍋(染める素材が入る大きさ)
■お湯

あったほうが良いもの
■ボウルか桶(染める材料が入る大きさ)
■ゴム手袋
■スプーンか割りばし
■ティッシュペーパー
■タオル
■色止め剤
■柔軟剤
■キッチンスケール
■時計
■計量カップ

染色液をつくる

①鍋にお湯をわかします
鍋に、素材が全部浸かる程度の量のお湯を沸かします。
今回は180gのかせ糸を染めるので、直径32cmの大鍋を使って約2.5Lのお湯を沸かしました。
お湯の温度が85℃以上あれば染まるのですが、温度をはかる手間を省くため、私は毎回ひとまず一度沸騰させています。

②染料を用意します
コールダイホットは染料を混ぜて好みの色をつくるのも簡単なので、今回は「レッド」と「ブリリアントブルー」を混ぜて「紫」を作っていきます。
今後また同じ色で染めたい、という希望がない場合は、量らずに直接①の鍋に染料をザパっと投入しても問題なしです。私もよくダイレクト投入やっております。

まず最初は【レッド5g】【ブリリアントブルー2.2g】の【合計7.2g】で用意しました。
(ブリリアントブルーは2gで用意したかったのですが少し多めに入ってしまいました…が、細かく気にする必要なしです)

③染料を鍋に投入します
ザパーっと一気に①の鍋に投入します。
この時、鍋の火は必ず消しておきます。
(グツグツしていると染料が舞うことがあるので)

ゆっくり投入すると、湯気で手元の染料が湿って扱いにくくなることがあるので、迷うことなくサクっと投入しましょう。

④色を調整します
染料を投入したら、お湯をスプーンか割り箸でくるくるっとかき混ぜて溶かします。コールダイホットは馴染むのが早いので、10周ほどぐるぐるとするだけで十分です。

染色液をティッシュペーパーに少し浸すと染め上がりの色味をイメージしやすいです。それを見ながら染料の量を調整して好みの色を作っていきます。これが私の糸染めの唯一のポイントかもしれません!!!!

▲少し赤みが強かった…
▲ブリリアントブルーを2g足して好みの色になりました(右側)

ブリリアントブルーを2g足して好みの色になりましたので、今回はこれで染色液の完成です。
この時点でお湯の温度が下がっていると感じたら再加熱しておきます。

ということで、今回は
2.5Lのお湯に9gの染料を入れて
染色液を作ったことになります

素材を染める

   

メインの「染め」の作業
mofura のやり方はとてつもなくシンプルです。

火は止めたまま、染色液にザブンと浸ける
②気がすむまでざぶざぶする
 …以上です!ホントにこれだけです

染めていきまーす
ざぶん
ひっくり返してざぶざぶ
このくらいでいいかな
染め残しがないかチェック
10回ほどざぶざぶして完了

mofuraは、既製品のようなムラのない均一な色味に染めたいわけではないのでこのような方法で染めています。
完全にムラなく染めたい場合は、説明書にそって染めるのが一番良いと思います。

実際、染めたい素材の量に対して染色液が少ない(又は薄い)場合、見ただけでわかるほど染めムラができます。
mofuraの染め方ですと、その後は何度ざぶざぶと揉み込んだとしても、一度できたムラは解消されないことのほうが多いです。
mofura自身は、色の揺らぎがあるほうが好きなので、あえて染料の量や染め浸けるタイミングを調整してグラデーションを作ったりしています。

ちなみに今回は、色の揺らぎほぼ無しで仕上がりました。

素材 180g お湯 2.5L 染料 9g

で染めると 色の揺らぎはできにくい
ということがわかりました☺

濯いで色止め処理をする

気が済むまでざぶざぶして染めが完了したら
そのまますぐに染めた素材をボウル(または桶)に移します。mofuraは浸け置き時間ゼロです。

①冷水で3回濯ぎます
単色の場合は気にならないですが、複数の色を使って染めた場合、お湯で濯ぐと染色が進行してしまうことがあるので、必ず冷水を使用しています。(水道水の冷たさで十分です)
(※ウールは温度差でフェルト化しやすいのでお湯で濯ぎます
3回ほど濯ぐと、不要な染料は流れ落ちて濯ぎ水がほぼ透明になってきます。
濯ぎが足りないように感じたら、何度か冷水での濯ぎを繰り返します。

②少量の洗剤でサラッと洗います
少なめの洗剤で軽く洗い、泡がなくなるまで水で4~5回濯ぎます。(mofura はアタックZERO部屋干しを使ってます。特にこだわりがあるわけではないのですが、ワンハンドタイプが使いやすいので)

③ぬるま湯で2回濯ぎます
水のあと、ぬるま湯に切り替えて2回ほど濯ぎます。
(mofuraは45℃に設定した給湯器のお湯を使っています)
色止めにぬるま湯を使うので、その前に素材の温度もそれに近いものにしたほうが効果がありそうだな~という理由です。

④色止め液をつくります
今回は素材の中に植物性繊維の綿が含まれるので
「ミカノール」を使用して色止めしていきます。

色止め液に浸すと、余分な染料が出てきて再び水に色がつきます。

▼コチラがミカノール、3サイズあります

180gのかせ糸の色止め液として
45℃のお湯 2L ミカノール 4ml
をボウルに入れ軽く混ぜます。

⑤色止め液に20分間浸ける
染めた素材を色止め液に浸け、全部に行き渡るようにぎゅむぎゅむし、20分以上浸けておきます。

⑥水で2~3回濯ぎます
この後も濯ぎの工程が続くので、細かくこだわらずざぶざぶっとするだけで大丈夫です。


柔軟剤で仕上げる

全部ポンプタイプで用意して「1回○プッシュ」で使っています。便利

①ボウルに適量の柔軟剤とぬるま湯を混ぜ合わせます
この量は本当に適当でいつも目分量なのですが、2Lのぬるま湯ににキャップ1杯程度の柔軟剤です。

② ①のボウルに素材を浸して軽く揉み込みます
浸け置き時間は細かく決めていませんが、10分程度つけ置きます。

③4~5回ほど濯ぎます
通常のお洗濯では柔軟剤は最後の濯ぎ時に入れることが推奨されていますが、染色後の濯ぎで柔軟剤を使うと確実に水に色がつく(つまり色落ちしていることになります)ので、毎回かならず4回以上濯いでいます。
柔軟剤の効果は半減するかもしれませんが「色落ちの原因になる余分な染料を可能な限り落としきる」という役割を重視して柔軟剤を使っています。
ただ、「柔軟剤が色落ちを促進させる」という科学的根拠があるわけではないので(以前少し調べたことがあるのですが、そのような文献は見つけることができませんでした)あくまでmofura の感覚的なお話になります。

今回は複数の素材を助剤を使わずにまとめて染めたので、いつも以上に柔軟剤で水の色が濃くなりました
5回濯ぐと水が透明になります

ここまでで所要時間は一時間ほど
染めの作業自体はこれで完了です。

脱水と乾燥で出来上がり

①脱水します
力の限り絞るもよし、洗濯機の脱水を使うもよしです。
染める量が増えてきたら、専用の洗濯機(主に脱水用)を用意すると非常に、非常に!時短と体力温存になります!
mofura は洗濯機のおかげで、手首を痛める日常から抜け出しました(笑)

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②干します
この「かせ糸を干す」のが、意外にどうやって干すべきか迷います。今でこそハンガーラック改良版で、切れ目のない輪の状態のかせ糸もラクラク通せて簡単に干せますが

輪状…「…ん?どうやって干す??」となりますよね。

のび家の庭にあるような物干し竿があると一番いいのかなと思ったりしますが、現実的には庭に物干し竿はないので、少量の糸でしたら、ひとまずはハンガーに引っ掛けて干すことで対応できます。

ひとまずはこのような感じでハンガーにかけておけばいいと思います!
現在はハンガーラックをちょっと改良して、ストレスフリーで大量に干しています

そうやって考えると、染め物に使用する道具や関連の道具って、進化しているものが少ないなぁとつくづく感じます。

専用の道具ではないものを改良したり手を加えて使っているのが現状なので、いつか画期的な糸染めグッズを開発したい、などと考えていたりもします。

巻き取ってみました


さてさて、なんやかんや言いながら、後日かせを巻き取りました。
今回はこの9種類の糸を一つのかせにして染めていきましたが、素材によって染まり方に大きな差がありますね~。ふむふむ。
染め物、実に楽しいです。

この「差」を利用して染め分けたり、自分好みの色に仕上げたりしていくわけですが、それはまた別記事としてまとめていきたいと思います。

まとめというか、過去の経験から…

始めての染めには
コットンかナイロン素材のものがオススメです。

私は初めての染めで
なぜか「ウール」を選択してしまい…
濯ぎの時にフェルト化の洗礼を受けましたので!